2004トライアスロン全国高校生大会に参加して

永田悠太 千里国際学園高等部1年

 8月の長良川での全日本ジュニアトライアスロン大会が終わり、シーズン最後のジュニアの大きな大会が9月18日の全国高校生大会だった。会場は東京の立川市にある昭和記念公園だ。せっかく東京まで行くのだから悔いのないようにしたいと思い、前回の大会でトランジット(種目間の移動)の遅さを痛感した僕は、以前その大会で優勝したことのある大阪府トライアスロン協会強化委員の稲谷さんという人にトランジットのコーチをしてもらい万全の態勢で挑んだ。

 東京まではさすがに遠かったが天気は悪くなく、台風も来なかったのでコンディションは良い感じ。トライアスロンは競技人口が少なく、狭い世界なので前回の大会から大学生を引いた様なメンバーが来ているのだろうと思っていたら正にその通りだった。

 ここでコースの紹介をしておくと、まずスイムは公園内の流れるプール、通称「レインボープール」の流れを止めてそこを2周回の750m、幅は狭くうねうねと曲がっている。続いてバイクは公園内をぐるりと回る1周5qのコースを4周回、ストレート主体だがアップダウンが意外とあるうえに道幅も割りと狭い。加えてヘアピンカーブや曲率のキツいコーナー、お世辞にもきれいとはいえない路面等なかなか手強いコースである。そしてランは公園内の池、通称「水鳥の池」のほとりを往復する1kmのコースを5往復、これはいたって平凡なコースでこれといった特徴はないが周りが森なので気持ちがいい。

 さて「ブオー」と法螺貝のような音が鳴りいよいよスタート。皆のスタートダッシュはすごく、乗られたり蹴られたりとかなり激しい。のっけからすごいペースでついて行けない、と思いきや周りのペースは落ちていく。「これはいける」と思いながらがんがん抜いていく。気づくと大体3、4位あたりについている。スイムフィニッシュ時は2位、トランジットエリアへとひた走る。いつもならトランジットでランシャツを着てバイクシューズを履くときにもたつくのだが、今回はトライアスロンウエアでの武装に加え、シューズはバイクにくっつけてあるのであっという間に終了。バイクに飛び乗ってコースに飛び出す。すぐに3人くらいで固まったが、ドラフティング(前の人を風よけにすること)は禁止なので気を使う。途中オートバイがスゥっとよってきて一人が止められた。多分ドラフティング違反をとられたのだろう。そのオートバイはその後も何度かよってきた。川崎のGPZという車種だったので「恐怖のGPZ」と名づけることにした。そのまま大きな順位の変動もなくバイクを終了。パパッと2回めのトランジションを終えてランに突入。コースに出てすぐに2位に浮上。しかし1位は見えず。そうなると追いかける目標が無くなり、追いつかれないかという不安がよぎる。次第にコース上には次々と後続が入ってきてにぎやかになる。それを掻き分けるようにして走るのはなかなか面白い。ランも快調に飛ばして結局そのまま2位でゴール。

 前の大会で負けた選手には勝てたが、沖縄の強豪「チームゴーヤー」の選手には勝てなかった。来年の必勝を誓う。その後の抽選会ではスポーツドリンクの粉が2箱、200袋なので計200リットル分も当たった。全国2位になってスポーツドリンクも当たって非常に充実した大会であった。
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